2017/03/09

靴探しの難しさ

卑弥呼のレースシューズを買ったら、かかとがうるさいのなんの。すれ違う人みんな私の靴をじろっと見るし、かなり前を歩いている人もびくっとして振り返る。後ろからカコーンカコーンと聞こえてきたら怖いよね。夜だったら近所中に響き渡るし苦情が来るかも。15年前にも卑弥呼の靴を買ってうるさかった覚えがあるけど、忘れててデザインで買ってしまった。外歩いて買うわけじゃないから買ってみないとどんな音か分からないし。

うるさい靴を履いているとハイヒールいつも履いてますねと言われるけど、ハイヒールを履いたこと一度もありません。うるさい=ハイヒールというイメージはあるようだけど、ヒールが高かろうが低かろうが関係ありません。素材が硬ければ鳴るし柔らかければ鳴らないだけでしょ。どちらにしても音がうるさすぎて歩くのが苦痛。ググってみると知らない人に怒鳴られる人もいるようですね。

ヒールの素材はいろいろあるだろうけど、靴業界に物申したいのはつま先の形。なぜとがった靴しか売ってないの。昔は四角い靴もよくあったから困らなかったけど、今は一つもないからとにかく指が痛くて歩けない。少しでも丸い形を探して妥協して買うくらい。歩ける靴は何年探しても見つからない。なんで足の形を無視した木型にするの。スニーカーでさえとがったものが多いから選択肢は少ない。パンプスなどは高さもないから圧迫されて爪がはげる。そんな薄い指の人類がいると思えないのに誰が履けるんだろう。

最近靴業界の不振が言われているけど、靴は必ず必要なものだし買いたくないわけじゃないんだよ。指が入る靴がないから買えないだけ。デザイン度外視で形で選ぶしかない。スーパーで売ってるような合皮の安物なら丸いものあるけどすぐ壊れるし。なぜ皮靴はとがってないといけないの。もういい加減にしてほしいよ。靴の形でどのくらい歩けるか変わるから行動範囲が変わる、つまり人生が変わるのだよ。