アッシュはあり得ないようなハイスペックで悲惨な生い立ちなのに、なぜかどこかにいそうな気がするほど魅力的なキャラクターでした。深い傷を負っているところが、少女漫画らしくないハードボイルドでも女性に人気ある理由かも。女性なら誰しもセクハラなど不快な経験がありますから。アッシュの苦しみがひしひしと感じられるのが辛い。それを癒せるのが英二だけど、好きになれない無垢は凶器。すべては英二のせいっっ! 妖艶なユエルンと強くて優しいブランカもお気に入り。ブランカの生い立ちがもっと知りたくなる。登場人物はみんな愛憎入り混じってもアッシュに魅せられていた。
ドキドキしたシーンは、棒高跳びで壁を超えるシーン、色っぽいキスシーン、自分の頭を撃ち抜こうとするシーン、エレベーターにしがみつくシーン、などなどたくさん。キャンディーバーはトラウマ…。アッシュと英二が仲良く遊んでいるところをもっと見たかったので、イラストブックの最後が微笑ましかった。音楽もとても良かったのでサントラ聴きました。そしてリバー・フェニックスの映画が見たくなった。
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