2011/03/09

記憶喪失

先月ベストハウスでやってた、事故で記憶喪失になった坪倉さんの話が興味深かった。
母って何?時計ってどういう生き物?食べる、眠るということも何なのか分からなくなり、一から概念を覚えていったという。
今は世の中楽しくて仕方がないと言っていたのが印象的だった。

妙な言い方かもしれないけど、ある意味羨ましい部分もあると思った。
普通の人は先入観や固定観念に縛られて生きているので、当たり前のことはなぜそうなのかなど考えもしないしルールに従って生活している。
坪倉さんはすべての概念をなくしたけど、嫌なことやうれしいことの感覚はあって楽しいことばかりで生きたいと決めたので、きっとあらゆることが不思議だらけで知りたくてしょうがなくて楽しいのでしょう。
性格も変わったけど、生まれてからの生活環境から受けた影響が取り払われた今の性格が本来の自分なのかも。

私も余計な先入観や常識などなくしてしまえば何でも新しいことが出来るのだろうなあと考えさせられたのだった。
同時に、人間は学ばなければ驚くほど何も出来ないのかと、いいことも悪いことも記憶にある知識がいかに大事か分かった。
何度言われてもできないような人もいるけど、そういう人が理解できない私はまともな記憶力でよかったなぁ~。

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