2011/05/29

頭の中

話したこともない人にあなたは~ですね、と唐突に言われることがある。
大抵はそんなことしたことも考えたこともないのでびっくりする。
人生は自分の思い込みだけで成り立っている。
同じ物を同時に見ていても人によって見方が違うのは、自分の中にあるものしか見えないから。
善人は人のいいところばかり見えるし、悪人は人の悪いところばかり見える。
私たちは同じ教育を受けているので似たような価値観も持っているけど、いいことも悪いこともすべて自分にあるものを他人に投影して見ている。
世の中自分しか存在しないと思ってもいいくらいで、自分の中にないものは目の前にあっても見えないし気付かない。

だから嫌な人がいても否定したり命令したりしてその人が自分の思い通りに変わってくれることはなく、自分が変わると相手は簡単に変わる(ように見える)。
そうするとどうにでも人生変えられるけど、自覚のある顕在意識よりも潜在意識の方が莫大に大きいので、自分の考えをコントロールすることはなかなか難しい。

思い込みは自分で作り出したものだけど、それが事実だったか妄想なのか自覚出来ない記憶力の悪い人は本当につきあいが厄介になるのでめんどくさい。
自分で考えたことを人が言ったと言い張ったりするので埒あかないし、本人は嘘ついているつもりがないからこちらが諦めてそういうことにしてやるしかない。
日常生活に支障が出るほど頭の悪い人は病名がつくけど、そこまでいかない人はただの馬鹿ということにされる。
多分普通ってのは存在しなくてそれぞれ違う世界を生きているだけなんだろう。
じゃあ自分を通してみる世界しか誰も分からないのだから、本当の事実、客観性なども当てにならないのかも。

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